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Ubuntu Touch Emulator が、14.04 向けに出ているのは知っていたが、
13.10や 12.04 でも試せるようなので入れてみた。

記事題には、使っているのが Xubuntu なので、
そう書いているが Ubuntuでも特に変わらないはず。

14.04では標準リポジトリから
ubuntu-emulator のパッケージを入れれば良いようだが、
それ以外では、リポジトリ追加が必要。(参考記事1

sudo add-apt-repository ppa:phablet-team/tools
でリポジトリを追加後、
14.04同様に ubuntu-emulator を入れれば・・・
というところで、1つ引っかかった。

これを書いている段階では、
64bit向けに Emulatorパッケージが無かった。
そのため、32bit版パッケージを入れる事にした。

apt-get install ubuntu-emulator:i386
というようにパッケージ名の後ろに
アーキテクチャを明示すると 32bit版を入れられる。
この時、既に別で入れていた qemu-utils のパッケージの
32bit版への入れ替えも必要となった。

パッケージ導入後は、
sudo ubuntu-emulator create UbuntuTouch
で環境作成。
ubuntu-emulator run UbuntuTouch
でEmulatorを実行。
まず、Emulatorの窓が出るが、
初期処理の時間がすごく長いので気長に待つ。
2度目以降でも、そこそこ時間は掛かる。

この手順で入れられるのは、ARM版(armv7l)。
Androidベースな Emulatorとの事で、adb shell で接続出来る。

そのままだと、画面サイズが大きいが、
サイズ変更のための scaleオプションがある。
ubuntu-emulator run --scale 0.5 UbuntuTouch
というように実行すると小さくなる。

Emulatorの操作については、日本語記事が既にある。(参考記事2
こちらの記事にも書かれていたが、
Emulatorへの adb shellの接続がうまく出来ない場合が起きたので次の対処。
adb kill-server
adb start-server
をして仕切り直しする事で解消出来た。

Emulatorは、ARM版だけでなく、
x86版もあるとの事だが、方法が異なる。
ただ、事前に ARM版を入れておく必要はあるとの事。(参考記事3

手順通りに圧縮ファイルを展開し、スクリプトを実行して入れた。
起動に時間が掛かるのは、ARM版同様だが、x86版の方がまだ早い。
Emulator画面には、少々ノイズが出た。
使っているハード環境による差もあるかとは思う。
安定性を考えると、ARM版の方が良さそうだ。
後に x86版も公式リポジトリから得られるようになるのかな?

ARM版、x86版共に OS起動後、UIが表示されるまでにも時間が掛かるが、
OS起動が済んでいれば、adb shell で中に入れる。
今回使った Emulatorはどちらも Kernel 3.4.0系 goldfish となっていた。
ざっくり見た限り、goldfish というのは、Androidの物らしい。

UI操作時に、少々の鈍さを感じたが、Emulatorだしという事で割り切る。

とりあえず、12.04上で Ubuntu Emulatorを動かす事は出来たので、
14.04のリリース以降のアップグレード出来るタイミングまでは、このままかな。

そういえば、Mirが動いてるというのを思い出したので、
adb shell で Emulatorに入り、mir_で始まるコマンドを実行し見ると、
テスト結果等、色々コンソール上に出力された。

Qtに関するところでは、platformプラグインに
ubuntu、ubuntumirclient、ubuntumirserver が項目にあった。

アプリを動かした際のプロセスを見ると
phablet というユーザーで動いていた。

Webブラウザの Useragentは、
Mozilla/5.0 (Ubuntu; Mobile) WebKit/537.21

追記、2014-03-14 16:00
パッケージ操作において、
先日は、依存パッケージの ubuntu-emulator-runtime が
32bit版のみだったので 32bit版を入れていたが、
ubuntu-emulator のパッケージを 64bit版へ変える事が出来た。
尚、依存関係で android-tools-adb も 64bit版となった。
この結果だろうか、x86版 Emulatorに画面ノイズが無く、
また操作においても滑らかに動かせた。
この具合なら、x86版の方が扱いやすい。
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Wubiで入れている Xubuntu環境を 14.04 devへ更新した。

これまで 12.04 から 13.10まで順に更新してきた。
今回も同様にアップグレード。
14.04のコードネームは、Trusty Tahr。

do-upgrade-release -d
を実行して、流れに従い更新を待つ・・・が、
事前にあるパッケージを消してからと言われたので
その処理を済ませて改めて実行。
ちなみに消したのは、debsig-verify。

パッケージダウンロード中に
無線LANが途切れて不安定になったので一旦中断。
その後、再実行の際には、強制的に止めたためか
リポジトリ設定が14.04向けに変わった状態になっていたので
apt-get dist-upgrade で更新を済ませた。

ネットワークの問題が無ければ、
do-upgrade-release -d のみで大丈夫なはず。

今回の 14.04の更新について調べていたら
12.04 LTS から 14.04 LTSへの直更新も出来るらしいとの事。
そうなるなら、もし Wubi環境を入れ直すとしても
1度の更新操作で済みそうだ。

現段階のパッケージについて、
Kernelは 3.11から 3.12、
Mirは 0.1系 へ上がった。

Waylandは 13.10で別途追加していた
GNOME 3 Stagingリポジトリから 1.3系が得られたが、
14.04では標準リポジトリから 1.3系が得られた。

アップグレードのタイミングによっては、
一部前のバージョンの方が新しいパッケージがある。
これまで見た物で、例えば Chromium。

追加している外部リポジトリは、13.10から引き続き、
Node.js、GNOME 3 Staging、Google Chrome。

追記、2013-11-16 23:04
plymouth関係のパッケージ操作で環境を崩してしまった。
復旧をいろいろ試みたがうまく行かず。
その際に行った事の1つとして、
Live CD起動環境から Wubiのroot.diskディスクは、
sudo mount -o loop root.disk mnt/
というようにマウントすると、読み書き可能。

その後、入れ直しで 12.04.3 LTSから 14.04 LTS devの
直接更新を試したが、lightdm関連で引っかかった。
LTSから LTSへの更新は可能との事だが、
さすがにまだ時期早々だったという事か。

追記、2013-11-22 17:12
12.04.3から 13.10まで上げた後に
do-upgrade-release -d で 14.04 devまで上げた。
途中聞かれる設定ファイルの更新は新しい物を適用。
選択肢は、全て Yesで進めた。
更新処理が済んで再起動後にマウントエラーが出た。
14.04 devの Kernel 3.12系で起動した際に起きたので、
13.10の Kernel 3.11系で起動するとエラー無しで起動した。
ひとまず起動時の Kernelは前の物を使う方が良さそうだ。

追記、2013-11-25 19:02
時刻の UTCが ONになってしまい
Windowsを起動する時に時間がズレた。
GUIからの設定操作をしたが、切り替わらなかった。
/etc/default/rcS に設定記述があるので、
UTC=no へ書き換えた。
その後、Windowsでの時間ズレも解消。
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新物確認メモ

・Ruby
rubygems-update 2.1.6、2.0.11、1.8.28
rails 3.2.15.rc2
passenger 4.0.20

・ブラウザ
Opera 17

・Adobe
Reader 11.0.5
余談、バージョン情報画面で
ソフトウェア名の下にあるバージョン名をクリックすると、
含まれている数種の物に対するバージョン情報が出た。

Flash Player
11.9.900.117、11.2.202.310

・Linux
Wayland関連
Hawaii Desktopが Fedora 22 で入りそう?
Qt 5.2ベースとなりそうだが、
その時の Waylandのバージョンはどうなるかなぁ?

KDE 5、GNOME 3.12、E19にて
Wayland対応となるようだ。
既存バージョンの KDE 4.11、GNOME 3.10でも
試験対応が含まれている。

先日試した Wayland Live CDには、
Orbital という物も含まれていた。

また Nemo、SailfishOS、Tizen IVI 3.0も
Waylandベースな環境。

実行環境に Compositorとして、
リファレンスの Westonを使うか否かの違いはあるが、
Wayland対応として見ると、数が増えてきたと言える。

Ubuntu 13.10環境にて
Mir 0.0.13

追記、2013-10-10 16:30
rubygems-update 2.1.7

追記、2013-10-11 16:12
Mir 0.0.14
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Wubiで入れている Xubuntu 13.10にて。
前回記事(その1)
Beta 1からの更新で Beta 2相当になっているはずなので
記事タイトルも変更。

まず、パッケージ周りの事。
現段階で環境に入れている物。

Kernel 3.11

XFCE 4.10
KDE 4.11

Firefox 24
Chromium 29

Qt 5.0.2
まだ 5.1系ではないようだ。

Mir 0.0.12

Unity8
qml-phone-shellを試せる。

Wayland 1.1.0、Weston 1.0.5
これらは随分前からバージョンがこのまま。
やはり Mirの事が関連するんだろうか・・・。

Twitterクライアントの mikutter

IBus 1.5.3

ppaでリポジトリ追加した物。
Ubuntu SDK QtCreator 2.8.1
Ubuntu Touch向けアプリ

node.js 10.20
これを書いている時に気づいたが、
13.04までは 0.6系で古かったのでリポジトリ追加をしていたが、
13.10から 0.10系が標準リポジトリに
含まれるようになっていたようだ。

ここからは、操作での事。
Ubuntu Touch系のパッケージが
標準リポジトリに含まれるようになったが、
所々に影響が出る事があった。

Qt Creatorや Unity8のような Qt5系アプリの実行に
platformの ubuntuプラグインが必要だと言われ実行出来ず。
とりあえず、-platform xcb を付けて実行する事で対処。
qtubuntu-android のパッケージ入れてしまった事の影響のようだが、
これを消してもプラグインを要求する事は残ってしまったと思われる。
何処にこれがあるのかは、まだ把握出来ず。

lightdmや XがOS起動時に自動で立ち上がらない事があった。
ubuntu-touch-sessionを入れた際に
/etc/lightdm/lightdm.conf.d/52-ubuntu-touch.conf
が置かれた事で起きたようだ。
パッケージを消しても残っていたので、
リネームし無効化してみたところ lightdmが動くようになった。
以前、13.04の頃だったか別バージョンでも似たような事が起きたが、
この辺りを調べれば良かったのかなぁ。

libhybrisを入れると
Westonを動かそうとした際に
EGLの読み込みで引っかかった。
ファイル参照先の違いでの事のようだ。
現状、Westonを動かす理由はほぼ無いが・・・。

前回書いた Mirの事含めて Ubuntu Touch周りは、
注意深く操作する方が良いだろう。

追記、2013-10-08 12:45
initctl: unable to determine sessions
というメッセージが出ていたが、
launchpadを見た結果、
/etc/profile.d/upstart-phablet.sh
が関係しているのが分かり
リネームし無効化後にエラーが消えた。
出始めてからも使えてはいたが、
パッケージ更新時に影響が出たため調べた。
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Wubiで入れている Xubuntu環境を 13.10 devに更新後、
使い続けている。先日、Beta 1が出た。
(関連記事(Wubi環境の 13.04から 13.10への更新))

最近、Beta 1の前後でパッケージ更新が
かなり頻繁に行われている印象を受けた。

目立ったところでは、Mir関連の更新。
実際、試す事が出来たので今回はその辺りの話。

Ubuntuの Mirのページに試す方法が書かれているが、
その方法に沿って進めてみた。

まず、ハードウェアやドライバでの注意点。
GPUにおいて Mesa ドライバの
intel、radeon、nouveauのどれかを使っている事が前提条件。

手元の使用したハードは、AMD Fusion APU の Radeonで
Mesaの Radeonドライバを使っているので、
この条件はクリアした。

導入するパッケージは、
mir-demos
unity-system-compositor
の 2つ。

後者の unity-system-compositorが、
Mirの起動周りの設定を含む。
具体的には、
/etc/lightdm/lightdm.conf.d/10-unity-system-compositor.conf
のファイル。

Display Managerは、lightdmを使う。
パッケージインストール後に
lightdmを restartさせると Mirが動く。

この環境では、lightdmの表示で
画面にノイズが出てしまったのだが、
mir-demosに含まれる
mir_demo_client_eglflash
mir_demo_client_eglplasma
mir_demo_client_egltriangle
の 3つを実行したところ
そこでは、ノイズは出ずに各種画面が出た。
尚、これらコマンドは、別途リモートでログインし、
そこから実行して表示を確認した。

この後、ノイズが出たままだと困るのと、
普段は Mirを使わないのでこれを OFFにするために
10-unity-system-compositor.conf を以下のように編集した。

[SeatDefaults]
#type=unity #コメントアウト
#unity-compositor-command=unity-system-compositor.sleep #コメントアウト

この設定で Mirの実行は抑えられる。

ここから少し話は変わるが、
先日、unity-system-compositorを入れた状態にして、
動かしていた時に lightdmの画面にノイズは出てなかったのだが、
どこか引っかかるところが出たのかなぁ、と少し気になる。
その時は、今回のように Mirのテストはしなかった。
ちなみに設定ファイルの編集はしていなかったので、
状況的に Mirは有効となっていたはず。

それでこの時に気になった事として、
CUIに移って、文字入力をしても
GUIに並行して入力が反映されていた事。
unity-system-compositor入れない Xのみの状態では、
そのような事は起きていなかった。

これと似たような事で言えば、
Merで Wayland版 Nemoを動かしている時に
CUIに移っても GUIの Wayland側が
そのまま操作出来る時がある事だろうか。

言い難いところがあるが、
CUIと GUIの境がはっきりしないというのが、
これらの印象かな。

ひとまず、Mirを少しながら試せたというところで
今回はここまでにする。
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