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普通とか自由って何ぞや

タグ:Debian

11月に RPi 3の環境を組み直した。
記事にしてなかったので遅ればせながら書き残す。

Raspberry Pi OSのバージョンも 12 にした。使ったのは Lite版。
これを書いている段階で、12月版イメージになったので
解決されているだろうが、10月に出た Lite版だと apt 使用時にエラーが出た。
動かないわけでは無かったみたいだが、鍵周りの設定不足があったらしい。
フォーラムだったかにあった、特定のコマンドを実行で解決出来た。

今回は、主にネットワーク設定の話で nmcli のコマンドのメモ。
おそらく Network Manager Command Line Interface の略だろう。
オプションは、省略が使える。
nmcli 設定の前に幾つかのサービスを調整。

systemctl enable ssh
systemctl start ssh

systemctl disable wpa_supplicant
systemctl disable bluetooth
systemctl disable hciuart

systemctl disable apt-daily.timer
systemctl disable apt-daily.service
systemctl disable apt-daily-upgrade.timer
systemctl disable apt-daily-upgrade.service

ここからが本題で有線接続に IPアドレスを固定する。

nmcli c
で有線デバイスの UUID を確認し、次で使う。
c は、connection の略。

nmcli c m <デバイスUUID> ipv4.ignore-auto-dns yes
nmcli c m <デバイスUUID> ipv4.method manual ipv4.addresses <固定IP>/24
nmcli c m <デバイスUUID> ipv4.gateway <ルーターIP>
nmcli c m <デバイスUUID> ipv4.dns <ルーターIP>
で各種項目を設定。
m は、modify の略。

とりあえずこれくらいだろうか、これで現状動いている。
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新物確認メモ

・Mozilla Firefox
91 で UI が Proton固定。
90までは、旧UIにも出来たが、通常設定からは不可。
91で、この設定が残っていると、
チェックボックスの表示がおかしくなるので
該当設定を消す。

・Linux
Debian 11

気になったもの
Nitrux と Maui 2
Maui Project に関しては、
過去に Hawaii Desktop があったけれど
この後、Hawaii は他と一緒になり Liri OSになった。
これと別に Maui の方が進んだという事までは覚えがある。
Framework やアプリに関してらしいので、
OSということでは無さそうだ。

Nitrux は、
Debian ベースで KDE Plasma 5 のカスタム NX Desktop。
このOSに Maui 関連は含まれている。

MauiKit は Qt Quick Control 2 と KDE Kirigami Framework。
作れるアプリは、デスクトップやモバイルと多方。

大雑把だが、とりあえずここまで。
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Raspberry Pi 3 の Raspbian上に PXEサーバーを作る。
そして、そこから Linuxを入れる。

まず、PXEサーバーを作る理由は、2012年まで遡る。
当時、知人から譲り受けたノートPCへLinuxを入れようとした際に
PXE経由しかないだろうという状況になった。
試した後に、HDDの状態がよろしくないことも分かり、
長らく放置していたが、
この機体を 2018-12に東海道らぐで世話になっている方に預け、
メンテしてもらい、2019-02の OSC Tokyoにて受け取った。

ちなみに機体は、Let's Note CF-R1NCAXR。
CDドライブは外付けになるがそこからの起動は不可。
指定物だと平気らしい話も・・・。
思いつく手段は、PXEブートのみ。
HDDに関しては、Pinが少し特殊で
あるPinが無いもしくは折る必要がある。
調達が難である事も相談し、メンテ時に換装していただいた。

そして今回、PXE経由での Linux導入の再挑戦。
前回と異なるのは、PXEサーバーの構築環境。
2012年時は、x86のCentOS や openSUSE上で行った。(過去記事リンク
もうその環境は使えないので、新規構築。
そこで何処に作るか考えた時に Raspberry Pi上にした。
ここからが今回の本題。

パッケージの追加。
見様見真似の調べながらで進めたので、
余分なパッケージも幾つか入ったように思うが、
今回、主に使ったパッケージを挙げる。
・PXE
pxelinux
syslinux-common
・TFTP
tftpd-hpa
・DHCP
isc-dhcp-server
・Firewall
ufw
gufw

Firewallに ufwを使い、gufw で GUI設定可。
ここから必要なポートを開ける。
dhcp 67/udp
tftp 69/udp
pxe 4011/udp
それからufw の導入後、SSHも通らなくなったので
ssh 22/tcp
も追加。

DHCPサーバー設定
# vim /etc/dhcp/dhcpd.conf
元ファイル内にコメント部分が多いが、変更追記の有効化部分は以下。
このネットワークが、192.168.3.x 内であるとした場合。
authoritative;
subnet 192.168.3.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.3.50 192.168.3.100;
filename "pxelinux.0";
}

サービス再起動
# systemctl restart isc-dhcp-server.service

TFTPサーバー設定
設定ファイルは特に変更無し。
サービス再起動の場合は以下コマンド。
# systemctl restart tftpd-hpa
ディストロや環境によってファイル設置場所が変わるが、
今回の場合、/srv/tftp/ がデフォルト。
当初、/var/lib/tftpboot だと思ってたので、この違いに気づかなかった。
Debianの過去バージョンだと、この場所の事もあったようだ。

途中、ちゃんと繋がらなかったり、
ファイルが見つからないなどあったが、ひとまずサーバーは出来た。
実際には、同時進行で後述のインストーラーの読み出し設定もした。

ノートPCへ入れるディストロだが、
とにかく旧型PCなので、とりあえず 32bitは前提。
openSUSE tumbleweed か Debian か。
だが、前者で始めたところ、ブートパラメーターが
うまく設定できなかったのでひとまず後者で進行。
Debianだと、netboot.tar.gz を得て、
/srv/tftp/以下に展開するだけで良い。

あとは、インストーラーに従い進行。
途中でインストールにエラーが出て何事かと思ったが、
ルーターの電源が落ちて通信切れてただけだった。
なので、流れ自体は問題無く済んだと言っていい。

導入が済み、OS起動。デスクトップは XFCE。
だが、動作がなかなか重い。
HDDは換装してもらったので、前のような異音もなく順調。
対処出来てもメモリーくらいかな。
もっと軽量な環境である必要がありそうだ。

メモリーの型メモ、MicroDIMM PC133。
標準128MBで既に128MB追加済み。
増やすとしても入れ替えで 256MB追加で 384MBまで。
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Maemo Leste を試してみる事にした。
名前の通り Maemo の継承だ。

Maemoは、Nokia N900等に搭載されていた物。
Maemo の UIである Hildon は、
Community での 旧Mer や Mer Core ベースで Cordia HD等で
試せたりもしたが、それらも現行ではもう無い。
他にもフォークがあったかもしれないが、
自分が試した事のある Cordia HDの時からも 6年程経っている。

近年 Hildon 方面で動きがあるのをちらほらと見かけていたが、
試せる物として出てきたのは、Maemo Lesteくらいかも。

かつての Maemo は Debian系 で、
この Maemo Leste も Debian系なのだが、
Systemd無しを目的にフォークされた Devuanが使われている。

イメージは幾つかの環境向けに提供がある。
手元の環境だと、Raspberry Pi 2 と VirtualBox向けが使える。
使ったのは、3月に出た物。
どちらもすんなり画面が出たのだが、
マウスカーソルが出ないので操作状況が分からない。
一応何らかの反応はある。

RPi 2で動かす際にこの環境が Xで動いている事を踏まえて、
先日買った LCDパネルが使えれば良いなと思ったのだが、
UIの出力には至っていない。
これまでの状況から Xならどうにか出来そうな気はするので
まだ要調査というところ。
この際に xserver-xorg-input-evdev を入れたところ
カーソルテーマが無いためか x表示だがカーソルが出たので
操作の面では対処出来た。
ターミナルと設定程度しか項目が無いので出来る事も少ないが、
アプリの追加は元となっている Devuanのリポジトリから得る事も可。
Hildon の操作はいまいち分からないところがあるのだが、
試した限り、以前試した時のそれとほぼ変わらない印象。
数年の時を経ての Hildon の復活と言えるのではないだろうか。

追記、2018-05-18 00:32
20180425付で新イメージ登場。
Nokia N9向けも追加。
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Raspberry Pi 環境のメモ。
というのも、Raspberry Pi 3 を買ったので、
RPi 2、RPi 3の環境整理という事で。

事の経緯は、1日目に続いて、2日目の
Raspberry Jam Big Birthday Weekend 2018 in TOKYO にて、
さらに買い物をした。
1日目の LCD液晶、ACアダプタ に加えて、
2日目に Raspberry Pi 3、RPi 2ケース。
LCD液晶の動作は前記事にて。
ちなみにこの参加したイベントは、Raspberry Pi 6周年を記念してのイベント。

RPi 3を前々からどうしようかと考えていたが、この機に買う事にした。
買い物をするにしても、一人で行っても分からない事があるので
このような場なら詳しい人も多いので助言を得られるかなと。
幾つかのブースで知り合いがいたので。
ご無沙汰な人にも会えたので、そういうのも良かった。
逆に前週が OSC 東京だったので会ったばかりの人もw。

RPi 2との差で気になってたのは、64bit CPU と無線LAN。
ただ、現状でどのくらい 64bit ARMの物が出てるか知らないんだけどね・・・。
自分の使いたいデモイメージ提供されてる物で
RPi 3向けのみという物のもあったのでそういう事も踏まえて。
これで手持ちに RPi 1、2、3が並んだ。

ACアダプタについては、
将来的に RPi 3や同等クラスの物を使う機会を見越してだったが、
RPi 2でも使えるとの話を聞いて調達。
最近、動作が不安定だったのだが、
こちらを使ってみると、前より安定したぽい。
単に電力不足で不安定になってた可能性有り。
これまで気にするほどの問題に出くわしていなかったので、
気付かなかったのだが、今回のイベントで貰った冊子を見て、
使っていた ACアダプタの出力が、
RPi 2の最大消費電力には届いてなかった事に気付いた。
色々なところで話をしていて分かったのは、電力管理は結構重要。
繋いだデバイスに対する事も気にした方が良さげ。

RPi 3向けのケースも買おうと思ったが、
1日目に買った LCD液晶の事を踏まえると、
RPi 2向けに新ケースを使い、RPi 2で使ってた物を RPi 3で使う事にした。
RPi 2 と RPi 3 でケースは一部を除き同じ物をそのまま使える。

ここからは、RPi 3での事。
実のところケースを付けた以外の事は特に準備をしていない。
OSの SDカードは、 RPi 2で使っていた Raspbian をそのまま使い起動。
ネットワークは、せっかくなので内蔵の無線LANを使用。
以前、RPi 2で USB子機を繋いだ際に無線設定済みだったので、
それを使い接続(関連記事)。という事で、これも追加設定は無し。
最初は、有線で繋いだがその時は無線LANがアクセスポイントを見つけなかったが、
無線だけにしたら繋がった。起動時は有線外しといた方が良いんかな?
それとも偶々そういう状況だっただけか?RPi 2からの流用環境だったから?
ここだけ少し疑問は残った。

ACアダプタ交換後の RPi 2 をまだほとんど使ってないので
比較出来ないところはあるが、 RPi 3は同じことをさせても安定してる印象。
ネットワークを無線で繋いでいても、引っかかる感じもあまり無し。
これは、親機との距離で変わるかもしれないけど。
有線を無くせた分すっきりしたのは、案外良い。場所も選ばないし。

ひとまず、Raspberry Pi 3を得た事で、さらにやれる事は増えたはず。
まだ、LCD液晶と RPi 3や RPi 1の組み合わせもやってないし、
そもそも LCD液晶でデモ用に環境が出来ると良いなと言うのが今一番かな。
あとは OSの対応に応じて、RPi の使い分けか。
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