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タグ:CentOS

CentOS 6系を入れた機体に Xubuntu 12.04 LTSを後から追加した。
この事は、先日書いた Flash Playerに関する記事に少し触れた。

CentOS 6系を先に入れていた事を踏まえてなので、
逆の場合は、少し違うだろう。

CentOS 6系は、6.3まで更新済み。
Kernelは、ELRepoからの更新で、3.5系になった。
使っている機体には、ハードウェアとの相性も含めて、
公式からの Kernelより、こちらの方が良い感じだ。

パーティションは、
sda1 /boot ext4
sda2 swap
sda3 / ext4
としていた。

ここへ、Xubuntu 12.04 LTSを追加。
ハードディスク全体に CentOS 6系を入れていたので
Xubuntuのインストール中に sda3 を縮小。

この後、Xubuntu用にパーティションを確保するのだが、
ブートローダーは、XubuntuのGRUB2を使いたいと思っていたので
そのように構成しようと考えた。

Xubuntuも CentOS同様に分割しようとしたのだが、
パーティションの作成制限で基本パーティションが1つ
もしくは、拡張パーティション内に論理パーティションとして
分けるかどうかという状況になった。

結果として、後者の拡張パーティションでは、
インストールがうまく行かなかったりした。
ブートローダーのところとか。

前者の基本パーティション1つにXubuntuを入れる事にした。
そうしたら、すんなり導入は完了した。

出来上がった環境のパーティションは、
sda1 /boot ext4 CentOS
sda2 swap CentOS、Xubuntu共通
sda3 / ext4 CentOS
sda4 / ext4 Xubuntu
という構成。
ブートローダーは、Xubuntuの GRUB 2を使用。

GRUB 2の場合、GRUB 1より少し分かり難いかなと
感じたところもあるが、手頃なところもあるなと思った。

XubuntuのインストールでCentOS 6系の内容も認識し、
ブートローダーで自動認識されていたが、
CentOS側でKernelの更新があった場合の後からの調整は、
Xubuntu側で、update-grub のコマンドを実行するだけで更新された。

それから、2つのOSの勝手を考えると、
Xubuntu の方が良いかもしれない。
OSの起動及び終了までの時間が、明らかにCentOSより早かった。
Pentium III搭載の古い機体ではあるが、
待つというほど待たずにログイン画面が出た。

当初、CentOS 6系環境を全部入れ替えようかとも思ったのだが、
PXE向けの設定等もしていたので、ちともったいないなとも思った。
そこでデュアルする事に至ったのだが、
今回のような組み合わせの Linux のマルチブートは
おそらくこれまでやってない。
長期サポートのあるディストロという前提に考えていたので
この2つが選択肢となったが、結果として両方入れたという事になった。
そういえば、Ubuntu系を実機に入れたのも初かもしれない。
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Linux版にもAdobe Flash Playerがあるが、
これの導入で気になる事が出てきた。

ちなみにLinux向けには新たなバージョンは出ないという事だが、
これは今回の話に関係はしない。

通常、Adobeからパッケージを得て入れれば
何も問題無く使えるだろう。

今回の場合、旧世代PCに入れたLinux環境での事だ。
パッケージ自体も問題無く入り、
ブラウザプラグインとして正常に認識されている。
だが、Flashを使った動画サイトなどで表示されない状況になった。
ここでのFlash Playerのバージョンは、11系。

はじめにCentOS 6系でこの状態を見て、
次に同環境に Xubuntu 12.04 LTSをデュアルブートにして導入。

UbuntuからもFlash Playerのパッケージが提供されている。
パッケージ名の違いはあるが、Adobeから得た場合と
ほぼ同じように思える。

幾らかの操作で、表示される場合とされない場合と
状況が分かれたが、これでもはっきりしないところがあるのは確か。

情報を調べていくうちにとある事に行き着いた。
どうやらCPU対応にSSE2の命令が必要だという情報があった。

ここで、旧世代PCという件が関わってくる。
このPCのCPUは、Pentium III。SSE2が含まれていない。

さてどうしたものかと思ったが、
ここでFlash Playerのバージョンを下げてみることにした。

AdobeのサイトからFlash Player 10系のLinux向けを得た。
手動でプラグインを適切なディレクトリへ配置。

その結果、表示されていなかった画面が表示されるようになった。
ひとまず今回のような旧世代のPC上のLinux環境に関しては、
11系を避けて10系を入れれば大丈夫そうだ。

確認環境は、CentOS 6系とXubuntu 12.04 LTS上のFirefox。

あと、今回の事とは別の話だが、
もうすぐAndroidのFlash提供が無くなるらしいので、
その辺りの事は気になるところだ。
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PXEを使ったLinux導入の続き。
前記事

PXEサーバーをCentOS 6.3上に作り、
ノートPCへLinuxをインストール。

PXEサーバーは、とりあえずOKそうなのだが、
問題はノートPCへのインストール。

Ubuntu 12.10 Alpha 2
Ubuntu 12.04 LTS
の2種を試したが、どちらもうまくいかず。

改めて、Debian を入れてみる事にした。
Debianのテスト版のWheezy(次バージョンの7)を試そうとしたが、
ネットワーク関係でうまくいかなかったので
安定版の Debian 6 Squeeze を入れる事にした。

こちらは、すんなり進行。
パーティションのファイルシステムが、
デフォルトで ext3 だったので ext4 に変えて進めた。

だが、途中でエラーが出た。Ubuntuの時と同じような感じ。
ファイルシステムを デフォルトの ext3 のままにして再トライ。

今度は、ブートローダーまで入った。
GUIは入れなかったので CUIのみだがOSの起動もOKだった。
問題は、ファイルシステムの種類だったのだろうか?

ただ、まだ問題はあった。
この機種のグラフィックス周りは、どうも面倒なものらしい。
X関係を入れても、画面は黒いままで出ていない。
モニタのバックライトが点いてるようで少し明るさだけはある。
xorg.confの調整でいけるかと思ったが、それだけでも難な感じ。

キー認識はされていて、OSの起動は出来ているので
表示系のみの問題のようだ。
SSHでリモートして操作しても解決に至らず。

一部のディストロ及びバージョンでの調整法は幾つか見つけたが、
今出ているバージョンでそのまま使える方法かと考えると、
少々厳しそうに思えた。

とりあえず、OSのインストールまでは済んで、
CUIだけなら使えるところまで行き着いたので、
Linuxの導入という目的は達した。

追記、2012-07-11 23:25
Ubuntu 12.04 LTSをファイルシステムを
ext3にして再度試したが、結局うまくいかなかった。

次にCentOS 5系を入れようと準備を進めた。
Webサーバーが必要かと思ったが、画面が出た段階で
ネットワークインストールであれば、あとの方法は
CDからの時と同じようなので用意する必要は無さそう。
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PXEを使ったLinux導入をやってみた。

少々古い型なのだが、ノートPCを譲り受けた。
これの環境を入れ替えようとしたのだが、
どうも癖のある機種らしい。

外付けドライブは、そのメーカーの物以外使えないとか・・・。
PXEによるネットワークを使った導入は出来るようなので
・・・というか、それ以外におそらく策は無い。

ひとまず、既存で別機体にCentOS 6系の環境を作っていたので
そこに必要な操作を行う事にした。
ちなみに CentOS 6.3が出ていたので更新した。
さらに余談だが、Kernelの種類によって画面出力が
うまく出ない場合があった。
モニタの接続端子が特別形状だったりしたためだろうか?
今のところ、ELRepoのKernel 3.4系ではOK。

さて本題に戻るが、先人達の情報を見ると、
tftp、dhcpが必要との事でそれらを入れた。

OSのバージョンによって設定ファイルの位置が少し違うらしい。
大雑把なまとめにしたいので内容は割愛。

・tftpの設定ファイル
/etc/xinetd.d/tftp

・tftpでファイルを置く場所
/var/lib/tftpboot
tftpファイル内で場所変更可。

・dhcpの設定ファイル
/etc/dhcp/dhcp.conf
next-server、filenameの記述がPXE関連らしい。
filename は、PXEで使うファイルの指定。

ファイアウォールのポート開放
dhcp 67/udp
tftp 69/udp
pxe 4011/udp

PXEサーバー向けの設定はこのくらいだろうか。

インストールするOSだが、ここではUbuntuを使うことにした。
netboot.tar.gz を取得し、tftpで使うディレクトリに
ファイルを展開しておく。

バージョンは、ハードウェアの関係から
少し古いバージョンの方が・・・とも思ったのだが、
ひとまず、Ubuntu 12.10 Alpha 2で試してみる事にした。

ノートPC側は、BIOSでPXEを使うように優先順位を変更。

色々と初だったところがあったので、見様見真似でやっていたが、
インストーラーの画面がノートPC側に表示されるまで行き着いた。
とりあえず、PXEサーバーは出来たという事で良いのだろう。

あとは、通常通りのインストールのみかなと思っていたが・・・
途中でエラーを出してインストールが完了しなかった。
ベースシステムだけは入ったぽいのだけど・・・。

今度は、Ubuntu 12.04 LTSで再トライ。
そもそもの考えとしては、長期サポートのある
ディストロやバージョンが良いと考えていた。

そしてやってみたところ、こちらは 12.10 Alpha 2より
状況がよろしくなさそうな気配。
進行具合から12.10 Alpha 2より手前でダメぽかった。

長期サポートだという意味では、CentOSも有りなのだが、
こちらの方はさらにWebサーバーも用意する必要がありそう。
その点は、UbuntuのようなDebian系の方が楽かもしれない。

その後、12.10 Alpha 2を再度試みた。
コアのみは入ったようなので、追加無しで先へ進めた。
結局、この後うまく行かず、今回はここまでにした。
次は、別のディストロで試す事にしようかと思う。
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WindowsにUSB接続で繋いでいるプリンターを
先日作ったCentOS 6 環境(関連記事)から使えるようにする。
尚、CentOS 6.2に更新済み。

以前、LPDで繋いだ事はあったが、
今回は、別の方法を使う事にした。

Samba経由で繋ぐためにパッケージを追加した。
# yum install samba-client
ちなみに CentOS 6でのSambaのバージョンは、3.5系。
パッケージとしては、samba4という物もあった。

これにより、GUIやWebブラウザからのCUPSの印刷設定に
Windows Printer via SAMBA の項目が増えた。

今回は、Webブラウザから設定を行った。

https://(CUPSサーバーのIPアドレス):631/
へアクセスしてプリンターの追加を選択。

前述のSAMBA経由を選ぶ。
ここで使うプリンターのアドレスを設定するが、
あらかじめ、Windows上に繋いだプリンター共有の設定を
済ませておく。

smb://(Windows機のIPアドレス)/(プリンター共有名)
のようにアドレスを指定した。

次にメーカーとドライバの選択。
使用するプリンターは、EPSON EP-301なのだが、
ドライバは、後継機のEP-302の物を使用する。
その理由は、前に書いたので割愛。(関連記事

あとは、ウィザードに従い進める。
特にこれ以降の設定は変更せず。

Windows XPに繋いだプリンターの場合は、このまま使えた。
だが、Windows 7に繋いでいる場合は、これでは使えなかった。
調べて見ると、どうやらWindows 7側で設定変更が必要らしい。
管理ツール -> ローカル セキュリティ ポリシー へ進み、
セキュリティ設定 -> ローカルポリシー ->
セキュリティオプション の中にある
ネットワークセキュリティ:LAN Manager 認証レベル を変更する。
最初見た時は、未定義となっていた。
今回はここは、NTLMv2 応答のみを送信する に設定した。

これでも初めは上手く行かなかったのだが、
GNOMEメニューから印刷を選んで、そこからプリンター設定を
再度やり直したら、Windowsの認証画面が出たりした後、設定を完了出来た。

WinXP、Win7 共にどちらから繋いだ場合も
CentOS 6 上から印刷が可能となった。
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