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カテゴリ:ソフトウェア > BlackBerry

BlackBerry 10の更新が出たという話を見たので、
Simulatorの方も確認すると新しい物が出ていた。

NDKは、Fedora 20と Windows 7上に入れている。(関連記事
この更新を行ったのは、Win 7環境での事ではあるが、
操作自体は、どの環境でも変わらない。

新たなバージョンは、10.2.1.1925。

Simulatorは、複数入れておく事も出来るが、
容量は大きいので 前版を消す事にした。
前版は、10.2.1.1055。

導入については、NDK内からの場合と
別途 Simulatorのインストーラーを使って入れる2つがあるが、
現環境では、NDK内から入れていたので、そこから入れ替え。

Device Managerから Simulatorを選び、
前版の 10.2.1.1055 の uninstall を押す。
この段階では連係解除のみのようだ。
下方の Install a New Simulatorへ入り、
新版の 10.2.1.1925 を Install、
さらに前版の 10.2.1.1055 を uninstall。
ここで両方の処理が同時進行。

新版の 10.2.1.1925 の導入が済むと、
VMware Playerが自動で動いた。
入れている VMware Player のバージョンは、6.0.1。

そのまま NDKの画面上では連携設定へ進む。
連携については、前に書いているので今回は割愛。

Simulatorの起動を待つ。
Settings から Languages and Input に入り、
表示言語と国の選択。
日本語を選ぶと、表示が日本語に変わった。
さらに入力言語にも日本語が追加された。
英語表示のままでも、入力言語設定の下方から追加可能。

別項目のタイムゾーンも日本へ設定。

ここまでで、全面的に日本な感じになったが、
日本語入力を試したところ、漢字変換が分からない。
スペースキーで変換しようと思ったら、無変換のローマ字になった。
実機は試した事も無く、Simulator環境だけなので
どの辺りで操作するのか分からない。

気になったのは、この点だけだろうか。

あとは、Simulatorの入れ替えをしたので、
QtCreator 3.0 との連携を再設定した。(関連記事

追記、2014-02-01 19:21
Fedora 20 x64上でも入れ替えをした。
NDK内の Device Manager の操作で、
uninstall を押した際に、すぐに消えていた。
記事中では、押しても連携が外れるだけと書いたが、
環境や処理具合による差かな。
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BlackBerry 10 NDK を Fedora 20 x64上に入れたので
今度は、NDKを Qt Creatorと連携させてみた。
前記事(BlackBerry 10 NDKの導入)

現在、Qt Creatorは
2.8.1と 3.0 Betaが出ている。

Qt Projectからの Qt 5.1.1の同梱や
Fedora 20 x64の標準リポジトリから得られるのは 2.8.1。

3.0 Betaを得る場合は、Qt Projectからの
Qt 5.2 Beta同梱や単独版等。

Qt Projectのページを見ると
現状、BlackBerry 10との組み合わせで使う場合
こちらの方が良いようだ。

今回、実際に使ったのは、
Qt 5.1.1同梱、Fedora 20の 2.8.1と
3.0 Beta単独版。

Qt Creatorの設定が同じ場所を見る事を
気を付けた方が良いところだが、
影響はあまりなかった事をあらかじめ書いておく。

始めは、2.8.1から操作を進めた。
Qt Creatorの BlackBerryのプラグインを有効にして、
設定の BB 10 NDKのディレクトリPATHを通す。
デフォルトならユーザーのホームディレクトリ以下に
bbndk/ というディレクトリがある。
これにより各種構成が自動登録される。
2.8.1では、これだけだが、
3.0では、ウィザードに従って設定を進める。

2.8.1の場合、NDKに入れた BlackBerry 10のバージョンが
複数あっても新しい物しか使えないように見えたので、
その辺をウィザード中に選べるという感じだろうか。

続いて、Simulatorの登録。
デバイスから BlackBerryデバイスを追加。
2.8.1の場合、シミュレータを選び、
VMwareの画面下に表示された IPアドレスを入力。
SSH鍵設定で、ホームディレクトリ内の
.rim/ 以下にある RSA秘密鍵を読ませる。
公開鍵も同時に設定される。

Simulatorとの接続テスト時に注意する事は、
BB 10 NDK標準の IDEを実行していない事。
動いていると、そちらとの連携がある為か、
Qt Creatorと繋がらなくなるようだ。

キットの BlackBerry設定に ARMv7向けと x86向けがある。
Simulatorの場合、x86向けを使う。
デバイス欄に先に登録した BlackBerry Simulatorを設定。
Qt Creator 2.8.1だと 設定にエラーの赤マークが出たが、実行に問題無い。
3.0 Betaだと、この問題は出ない。

連携自体は、ここまでで済んでいるはずなので、
実際に BrackBerry向けプロジェクトを作る。

BlackBerry特化のテンプレートは、
Qt Creator 2.8.1の場合、
Cascades Application
Qt GUI アプリケーション
Qt 5 Application
の 3種がある。
ただし、3つ目の Qt 5アプリについては、
現状の BlackBerry 10に含まれているのは Qt 4.8.5で
Qt 5系は含まれていないので、そのままでは使えない。

Qt Creator 3.0 Betaでは、
Cascades Application のみ。

デプロイすると Simulator上にインストールされた状態になった。
消したい場合、アプリアイコンを長押し後、
全てのアイコンが、一定時間鼓動し始める。
その間、ごみ箱マークが出るので押すと
本当に消すかどうか聞かれた。

標準テンプレートでも
BlackBerry向けに選べる物は次の通り。
Qt Widgets Application
Qt Quick 1 Application(2種)
Qt Console Application
HTML5 Application

テンプレート変えて幾つか試してみた。
コードの書き換えはしないでプロジェクト作成時のまま。
標準テンプレートの場合、
bar-descripter.xml を作るかどうか聞かれたが、
これを作らないと Build時にエラーが出た。
HTML5は、C++の includeで使えない物があるようで実行出来ず。

ひとまず、BlackBerry 10 NDKと Qt Creatorの
連携は出来たと言える。

追記、2013-11-30 16:33
Xubuntu 14.04 dev 32bit 上にも BlackBerry 10 NDKを入れてみたが、
Qt Creator 3.0 RC1を起動し設定を見ると、自動検出されていた。

追記、2013-12-02 23:43
Qt Creator 3.0 RC1上でデバイス追加をやり直してみたところ、
Simulator実行中であれば、自動検出された。
問題無ければ、ウィザードをそのまま進むだけで良い。

NDK、Simulator共に設定が済んでいれば、
どちらも自動検出されるようだ。
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BlackBerry 10 NDK を Fedora 20 x64上に入れてみた。
目的は、この後に Qt Creatorとの連携を試すため。

前にも BlackBerry 10 NDK を入れた事があったが
その時と流れが幾つか変わっていた。

まず、Momentics IDE 2.0を入れるところから始まる。
これには、Eclipseベースの IDEと JRE 6が含まれる。
前の経験から別途 BB 10.2 Simulatorもダウンロードし導入。
Simulatorは、VMware Player上で動かすのでそれも取得。
ここでは、最新の 6.0.1を使用。

IDE導入後、実行しようとしたら動かなかったが、
エラーを見ると、Linux 64bit版を使っていたので
GTK+ 2系のライブラリが読めていなかった。
32bit版のパッケージ足して解決。

続いて、IDE起動後に使う BlackBerryの API Level を選択し入れる。
ここでは、10.2を選択。後からの追加も可能。
選択対象は、10.0、10.1、10.2。

続いて、IDE画面上部のデバイス選択から
Simulatorの設定。
事前にダウンロードしなくても
この段階で Installを選ぶとダウンロードも出来たようだ。
10.0から 10.2までのマイナーバージョン含めた数個が選べる。

今回は、事前に Simulatorのインストールも済ませたので
Simulatorを認識させる。
前述のバージョン選択画面の下に導入済みを選べる項目がある。
ここを選ぶと VMwareの vmxファイルの選択となる。
Simulatorのバージョンは、10.2系最新の 10.2.1.1055。

ここから先は、予め Simulatorを実行した後の操作だが、
Simulatorの実行に少し難を感じた。

VMwareの設定画面から
次のように Simulatorの設定をデフォルトからの変更した。
コア数を 1つから 2つへ変えた。
CPUの仮想化利用を自動から常に使うようにした。
3Dアクセラレーションも OFFにした。
メモリー割り当てを 2GBから 1.5GBへ下げた。

Simulator起動後の選択で 6つの項目があるが、
3種の構成が有り、各々に通常起動とセーフモードがある。
並びは、前 3つが通常、後 3つがセーフモード。
通常起動がうまく行かなかったので、セーフモードでの起動。

Simulatorが起動後、IDEへの登録を続ける。
IPアドレスの自動認識後、Pairボタンを押して登録。
この IPアドレスは、Simulator画面の左下に表示される。
Propertiesを選ぶと Secure Storageのパスワード設定。

ここまでで設定は一通り済むはず。
IDEは、Eclipseなのでプロジェクトを作り、
デプロイして動作確認。

NDKは、前回の時と異なり、
IDE導入後に API Level追加する流れに変わったので、
複数バージョンの管理も行い易くなった印象を受けた。

次の記事で、Qt Creatorとの連携について書く事にする。

追記、2013-11-30 16:48
IDE中央のWelcome画面に XPCOMに関するエラーが出ていた。
Xubuntu 14.04 dev 32bit上にも入れてみたが、
こちらではそれは無く正常に表示が出た。
64bit版だと発生するようなので、これの対処に際し、
xulrunner.i686 のパッケージを追加。

gtk2のパッケージの時には、Yum Extenderを使い GUIから足したが、
パッケージ名の後ろにアーキテクチャ名の .i686 と付けると
32bit版を選べるようだ。

纏めると、IDE実行に際して追加する 32bit版パッケージは、
gtk2.i686、xulrunner.i686 及びそれらの依存パッケージ。
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BlackBerry 10 Native SDKを fedora 18上に入れてみた。
ここで入れたのは、10.1 Beta 2。

前記事(fedora 18 その5)の後半で少し触れたが、
Native SDK に加えて、別途 Simulatorのパッケージが必要となる。

数日前に 10.1 Beta 1を入れたが、
Beta版場合、そのままでは更新が出来ないぽいので、
今回の 10.1 Beta 2への更新は結果的に新規と変わらないかな。

Native SDKについて、
IDEが Eclipseで Javaも同梱されていた。
インストール先のデフォルトは、ホームディレクトリ内の bbndk/ という場所。
IDEの起動は、このディレクトリへ行き、bbndk.shを実行。
先に入れた Beta 1と同じディレクトリへそのまま Beta 2を入れたが、
Eclipse上でバージョンの選択画面があったので、
共存させておいても大丈夫なようだ。

Simulatorは、VMware Playerを使う。
バージョンは、BlackBerry 10 Dev Alpha C Simulator 10.1 Beta 2。
インストール先のデフォルトは、ホームディレクトリ内の VMImages/ という場所。
VMware Player へ自動登録されるわけではなく、
vmxファイルを手動で開いて登録。

VMwareの Simulator起動時には、選択肢が 2つ出る(Safeの有無)。
2番目の Safe有りの方でないと画面が出なかった。
あと、CPUの仮想化設定は自動ではなく、有効の固定に切り替えた。

Eclipse上でプロジェクトを作り、
Simulatorへ SSHで繋ぐらしいところまで確認したが、
いまいち分からないところ有り。

更に Qt Creatorへの連携。
2.7 RCが出たばかりだが、Betaの時と
BlackBerry向けの項目は変わったぽい。
Android向けの方も同じような感じだが、
SDKのインストールディレクトリを指定すると、
自動的に PATHが認識された。

Qt方面の事が気になるところだが、
今回は、ここまでにする。

追記、2013-03-12 21:08
Qt Creator 2.7 RCにて、デバイス追加から
BlackBerryデバイスにシミュレーターの選択項目があるので、
そこからの追加が出来る。 その際に SSHの鍵の設定も行う。

あと SDKのバージョンについて、
10.1 Beta 1は、10.1.0.338
10.1 Beta 2は、10.1.0.807
というように表記されている。
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