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カテゴリ:MeeGo、Mer関連 > Mer

Hemera SDK Beta 4が出ていたので入れ替え。
前回記事(その5)
記事ナンバーは連番。索引は、Wikiの Merページにて。

Linux 64bit、Raspberry Pi向けイメージの更新に加え、
今回の Beta 4から Mac OS X 64bit向けも増えた。
Hemeraのサイトへのリンク

Linux 64bit環境に入れていた
前版の Beta 3を消してからの入れ直し。

Beta 2から Beta 3へは大幅に変わったところがあったが、
今回の Beta 4の操作面では、Beta 3と変わりは無さそうだ。

インストール周りで気になったのは、
Fedora 20 x64上での場合、
icui18n のライブラリがロード出来ないと言われた事。
Xubuntu 12.04 LTS上だと、それは出ていない。

Hemera VMの動作環境は、前回も書いたが、
i586の SSSE3必須と考えるべきなので、
非搭載の CPUは避けた方が良さそう。

更新情報を見たところ、GCC 4.8系と書かれていた。
Mer Coreの latest版では、4.6系。
開発版に 4.8.2を含んだ物もある。
この Hemera VM上でバージョンを確認したところ 4.8.3 と出た。

構成から、通常の Mer環境とは異なるとは思っていたが、
Hemera は特化したところはあるようだ。
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Mer Core ベースの環境での話。
前回記事(その98)
索引は、Wikiにて。

まず、この Blogでの事から。
SailfishOSに関する記事が増えたので、
サブカテゴリに SailfishOS追加し、Merから個別にした。
他の Merベースについては、そのまま Merに含める。

今回は、気になった事から。
SailfishOSの Nexus 4へのポーティングという話が出た。
このイメージは出ていないが、
必要とするパッケージはどこかにあるのか?
という事で、ハードウェア関連のリポジトリである
nemo:devel:hw を見てみた。

これまであった物として、ARM向けのみ挙げると、
tiの omap3:Nokia N900、Nokia N950-N9
tiの omap4:Pandaboard
brcmの bcm2835:Raspberry Pi

nvの tegra3:Nexus 7 2012版
代表例では、KDE Tabletの Plasma Active。

今回見てみたところ以下の物が増えていた。
allwinnerの a20:eoma68
このリポジトリには、Allwinnerの Sunxi向けが複数あるようだ。
ボードについて詳しくないので、分からない物も多数あるが、
Cubieboard、Cubieboard2等、
ざっと見た限り、A10、A13、A20の物が数種あるようだ。
Make Play Liveのハードウェアも A20搭載。

mako
Nexus 4 のコードネームが makoである事を考えると、おそらくこれだろう。
libhybrisのパッケージには cm と名がついているので、
CyanogenMod だと思われる。

i9305
型番から Samsung端末だろうという事で調べてみると、
海外版 Galaxy S III LTE(GT-I9305)のようだ。
日本での Galaxyシリーズは、海外版と異なる物が多い。
こちらも mako同様に cmの名がつくパッケージがある。

個人リポジトリまで含めれば、
これら以外の物を作っている方々がいるようだ。
Mer OBS上で探せる。

パッケージがあるのを見たのみで、
どのくらい動かせるのかどうかは分からない。

これらを使って、自前でイメージを作ったり、
端末への書き込みを出来るなら、試してみるのも一興か。
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Hemera SDK Beta 3が出たので入れ替えた。
前回記事(その4)
記事ナンバーは連番。索引は、Wikiの Merページにて。

Beta 3では、Raspberry Pi向けイメージも新しくなった。
リファレンスを見る限り、SDKの専用ツールもかなり変わったようだ。

前版を消した後に入れ替え。
対象は、Xubuntu 12.04.3 LTS x64。

これまで分かれていた Build関連コマンドは、
hsdk コマンドのオプションとして一括化されていた。

Hemera Developer Mode Client という名で
GUIツールも一新され、連携させる端末の設定も行えた。

設定は、 vmと rpi の2つを作った。
この設定ファイルも場所が変わっていた。
~/.config/Hemera/targets.ini

この Beta 3において、設定周りで多数変わっていたが、
Qt Creatorでプロジェクトを作り、
専用ツールで実行する流れについては変わっていない。

これまでより安定性が増した印象を受けた。

追記、2013-12-22 00:04
Beta 3のイメージを Raspberry Pi上で動かし、
armv6l向け rpmパッケージを作り、Deployしてみた。
VMで動かした時同様に表示され動いたのを確認。
今バージョンでは、rpm作成時のファイル名が、
armv5tel ではなく armv6l とアーキテクチャ名が合う物になっていた。

Hemera Developer Mode Client での
Deploy先のアーキテクチャ種類が、
Merと同様の物が一覧に含まれていた。
現行で使える物は、VMの i586と RasPi向けの armv6lのみ。
この項目において i486が別扱いだったので、
SSSE3制限はあるかもしれない。
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Hemera SDK Beta 2が出たので入れ替えた。
前回記事(その3)
記事ナンバーは連番。索引は、Wikiの Merページにて。

Xubuntu 12.04.3 LTS x64を入れたので
SailfishOS SDKに続いて、
Hemera SDKも入れようと思ったら、
Beta 2になっていた事に気付いた。
まだ、Linux x64向けのみのようだ。

Fedora 20 x64には、Beta 1を入れていたので
一旦削除してからの入れ直し。

Xubuntu 12.04.3 LTS x64上にも新規で入れた。
VirtualBox 4.1.12は、標準リポジトリから入れたが、
Qt5系の追加も必要だが、標準提供が無いので別途の追加が必要。
これは、Hemera SDK導入後に行う事にした。

SDK導入後、VMを動かしてみたところ画面が出た。
Fedora 20 x64上で表示が出なかったのは、
環境の相性だったのだろうか・・・。
SSSE3の件も可能性が無いとも言い切れないし。

Fedora 20の時は、コマンドラインからインストーラーを実行すると
icui18nのライブラリが読めないと言われたが、
Xubuntu 12.04.3上ではそういう事も無かった。
なんとなく思うのは、Ubuntu上の方が使う環境として良さそうな気はする。

Xubuntu 12.04.3 への Qt5系について。
先日、Qt 5.2がリリースされたので
Qt Projectの物を入れる事も考えたのだが、
Launchpad 上に 12.04向け Qt 5.2のパッケージを作った方の
リポジトリがあったので、それを使ってみる事にした。

でも Hemera SDKの専用ツールの実行時に Qt5系のライブラリを読めてない・・・。
環境変数の設定で認識はされたが、動かなかった。
それなら Ubuntu SDKの物ならどうだろうと入れてみた。
この時は環境変数の事までやらなかったが、動かず。
その後、Qt Projectからの物を入れた後に
ライブラリを読ませたが、うまく動かず環境変数調整。

環境変数は、次のように設定。
export LD_LIBRARY_PATH=/opt/Qt/5.2.0/gcc_64/lib
ldd で hsdk-dev-controller のスクリプト参照先の
本体である dev-controllerの実行ファイルを読ませてライブラリ認識を確認。
結果として、この本体をコマンドラインから実行すると動いた。
このPATH指定をスクリプトである hsdk- で始まるファイル内に
書き足してスクリプトが動くように変更。
dev-controllerの場合は、そのままでも動いたが、
Buildツールも関係するので、その対処も必要となった。

hsdk-ssh、hsdk-scp、hsdk-dev-controller 中の
LIB_PATH="${BASE_PATH}/../lib"

LIB_PATH="${BASE_PATH}/../lib:/opt/Qt/5.2.0/gcc_64/lib/"
へ変更。

ひとまず、ツール操作も一通り行えたので
対処は出来たと言えそうだ。

ちなみに、Fedora 20 x64の場合は、
Qt Projectと Fedoraの標準リポジトリからの
両方の Qt 5.2系を入れていたが、
Fedoraリポジトリから得たの物をライブラリ読んでいた。
こちらは、特に設定をせずに使えた。

SDK自体の使い方は、
Beta 1の時と変わらないようなので割愛するが、
今回は、Hemera VMの中で Deployした内容の表示を確認出来た。

Raspberry Pi向けイメージは、Beta 1のままのようだ。

気になるところは、前にも書いたが、
Hemera VMが不安定になる事があり、
うまく回復出来ない時もあるように感じていた。
毎度、SDK入れ直すのもどうかと思うので、
クリーンな仮想ディスクの vdiファイルのバックアップを取る事にした。
これは、VirtualBoxの Snapshot機能でも良いのかもしれない。
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Hemera SDK Beta 1での続き。
前記事(その2)

VirtualBox上への Deployまで試したので
Raspberry Pi 上へ Deployしてみた。

まず、Buildで armv6l向け rpmパッケージの作成。
ファイル名のアーキテクチャは、armv5tel。
Deploy先となる RasPIとの接続設定を追記。
~/.hemerasdk/hemera-ssh.ini
rpiという名で設定項目を作った。

前回の続きで hemtestというアプリ名とした場合。
hsdk-deploy rpi hemeratest/ha-hemtest-0.0.1-1.armv5tel.rpm

Deploy時に VirutalBoxを介するようなので VMも動かしておく必要がある。

続いて、hsdk-dev-controller 実行後、
RasPiの IPアドレスを入力。
繋がれば、Statusに緑で Runningと表示される。

Deployした Application Domainを入力し save。
一応、Runningの状態になった。
でも RasPiの画面出力には何も無いように見えた・・・。
1度止めると、再度動かなかったりもする。

まだ Beta 1という事もあってか、
所々で引っかかっているのだろう。

ひとまず公式に書かれている操作手順は、
確認出来たというところか。
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