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カテゴリ:UNIX系 > Cygwin

Cygwin x86(32bit版) が EOL になった。
2022-11-25付のメーリングリストより。

現行は 3.3.6。
3.4.0 から完全に 64bit版のみとなる。
setupファイルのバージョンも更新され 2.924。
これは 32bit版、64bit版の両方がある。
32bit版 Windowsの機体があり、
そこで起動すると、32bit非対応のメッセージが出た。
その前に使っていた 2.919 も弾かれた。
32bit版 setup 2.924 起動時に特定オプションをつける事で
一応使う事は可能だが、暫定処置と考えるのが妥当だろう。
EOLとなったため、サーバー指定もこのオプションで指定する。
今回は更新が幾らかあったので適用。

64bit版 Windowsで 64bit版を使う場合には、
新版がある折のメッセージが出たが、
2.919の旧版でもウィザードは進められた。
setupのバージョンは、条件が満たされている分には、
従来通りのようだ。

64bit版 Windows で 32bit版という環境もあるのだが、
これは 32bit版 Windowsと同様なので、64bit版への入れ替えが必要。

最近は、SSHくらいしか使ってなかったのだが、
Win 10 で標準搭載されてる事を考えると、
Cygwin の必要性は薄れたかも。

追記、2022-12-07 22:55
Cygwin 3.4.0 がリリースされ、64bit版のみとなった。
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Cygwin 3.3系が出た。
リリース情報を読むと、
3.3系で Cygwin 32bit版は最後と書かれている。
手持ちに 32bit環境があるので、入れ替えだな。

初回の 3.3.0 では Win Vista、Server 2008上で
問題が出たようで 3.3.1 で修正済み。
これら 2種のサポートは、3.3系まで。

次版の 3.4系で
Win 7、Server 2008 R2、8、Server 2012
のサポートは最後。
リリース予定は、2022年。

Win 8.1以降は、まだ予定無しのようだ。
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今更感のあるネタ。
Cygwin の 64bit版が出たのは 2013年7月という事でもう5年前になる。
それ以前から使っている Windows環境もあり、
32bit版Cygwinを入れていて、現在も更新しながらそのまま使っている。

ふと最近になって、64bit版ってどうなのかと今更ながらに入れてみた。
それでも 2018年4月の事なのだが、書いてなかったのでメモ。

そもそも、なぜ 64bit版が出た頃に入れ替えなかったのか?
その理由は幾つかある。
・安定性に対する疑問
出たばかりだと、やはり気になるところではある。
とりあえず、32bit版で問題無かったので保留。

・パッケージ関連
当時、公式に加えて Cygwin Portsからも
パッケージを得ていた事も有り、32bit版を使用継続。
2013年の事なので、記憶が曖昧だが、
公式のみでパッケージ数をざっくり見比べた際に
当初は 32bit版より 64bit版が少なかったような覚えがある。
現在、Cygwin Portsは公式に統合されている。
幾つかはその際にだろうか含まれなくなったパッケージ有り。

・32bit版の削除
案外厄介なのはこれかもしれない。
入れ替えるのなら、32bit版は消したいところ。
だが、インストーラーから消そうとしても、
どうやっても消しきれない残りが出る。
また、32bit版と 64bit版ではインストール先が異なる。
別環境扱いなので、共存可であるが両方使うのかは疑問。
64bit版を入れると新たなホームディレクトリが出来る。
その際に32bit版ホームからの移行も必要。

今回の 64bit版の導入に際して。
1つ目、2つ目の理由は年数経過と状況の変化というところで
気にする点では無くなったかなと。
3つ目は、やはり難点。
結局、32bit版はインストーラーで消した後、手動で消したりの微調整。
64bit版は、新規なので再度の初期設定。

最近は、ちょっとUNIXライクなコマンドを使いたい時程度なので、
だからこその入れ替えを試したというところ。
Cygwin環境を整えきってしまっていると、OS並なので入れ替えは躊躇する点。
かつてパッケージで得られた物が得られなくなったので、
それはソースからBuild。とりあえず動いたのでOK。

今なら Windows 10の場合、WSLとかあるし、
かつて以上に Cygwinに頼る面は少なくなったかもしれない。

Cygwinの限界はどうやってもあるので、
Linux特化なら実環境でやる方がやはり良い。
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Cygwin 1.7.11 が、リリースされた。
先日、1.7.10が出たばかりだが、次が出た。

バグフィックスと幾つかの変更が出ている。

新規に pldd というコマンドが含まれた。
このコマンドは、プロセスによってロードされているDLLを
リスト表示するものらしい。

使い方は、
$ pldd xxxx
xxxxは、実行しているプロセスナンバー。

実際に試してみたところ、Cygwin関係だけでなく、
WindowsのSystemのDLLもリストに含まれていた。

新規APIは、scandirat。

修正点では、
一部のヘッダファイルの位置変更、
forkエラーの修正等、数個ある。

内容は正直分からんところがあるのだが、
見た限りで動作的なところに影響がありそうなので、
早い内に更新を済ませた方が良さそうな感じはする。

$ cat /proc/version
CYGWIN_NT-6.1-WOW64 version 1.7.11(0.260/5/3) (corinna@calimero.vinschen.de) (gcc version 4.5.3 20110428 (Fedora Cygwin 4.5.3-4) (GCC) ) 2012-02-24 14:05
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先日、Cygwin 1.7.10 がリリースされたが、
少し経って、他にも幾つか更新が出ていたので書いておく。

・Ruby 1.8.7-p357
・Python 2.6.7

共にその系列の最新になった。

Ruby は Rails の事もあったので、
最新を使うには、自build する必要があった。
その時は、1.9系をbuild していたけど。

また、Cygwin Ports の方に iBus が含まれていた。
Cygwin Ports でも、他に多くの更新や新規物が出たようだが、
前のように全入れをしていないので、細かくは確認していない。

iBus の build は、以前やった事があったが、
Cygwin 上では上手くいかなかっただけに
今回のパッケージ提供が出た事に驚いた。
クロスコンパイルなら上手くいくのかなぁ。
Anthy についても、少し前にパッケージが出ていた事に気付いた。
これにより、iBus-Anthy の組み合わせで
Cygwin/X 上でも日本語入力が出来るだろう。
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