Sailfish SDK 3.6 EA版(3.6.6)が出た。
前回記事(その71)4.2.0系にて

4.2.0.21 対応版 SDK。
release notes を見る限り、更新は多いように思う。
操作面、構成面共に気になるところは多々ある。
Qt Creator は、4.14 から 4.15 へ更新。
大体の各種 component は、 2021-09-27付。

今回は、Ubuntu 20.04 上で Docker版のみ更新。
Windows 10 上の環境は、前回の後におかしい感じがしたので削除。
Emulator のみを残した状態だが、設定周りの再調整が必要な状態。

Ubuntu上の更新は、大丈夫そうだが、ちゃんと確認してない。
どの環境にしても更新時に真っ新になる。
すこし前のバージョンから aarch64 も増えたことによって、
build target も i486、armv7hl、aarch64 の3種になっているが、
これが全て初期強制インストールなのがなんとも。
後から消せるが、1つが容量もそれなりに大きいだけに
必要な分だけとかに出来ればいいのに。

現状、Emulator でのバージョン動作検証程度なので、
開発関係は実のところ全く不要だったりする。
Emulator や Build Engine の一部がホストに
共有ファイルとして置かれるので、
SDK 自体を消して、Emulator のみ残せても
それらファイルが無くなった際におかしいところは出てくる。
画面解像度や SSHの鍵とかがそれにあたる。
IDE からの GUI で設定出来る類なので、
それらを残せればというところでもある。

Emulator だけ使うなら、
SDK入れ直しの方が手間な点があるので、
手作業で調整がした方が良いあるかも・・・と
毎回思うが、結局 SDK入れ直し後調整の方が単純になる。
バージョン間で時々大きな変更があったりするので、
単純なパッケージ更新だけで解消されない点は多々ある。
パッケージ入れ替え時に設定もリセットされてる部分もある。
その範囲の特定が、未だに分からないところは多い。
OS本体の更新情報からだけで判別出来れば良い方か。
Emulator の個別化には、何時からだったか、
VirtualBox の snapshot を使うようになったので、
その点の対処も必要になった。

今回は、SDKの更新とその確認のみ。
EA版なので、正式版での変更があればその際再確認。
4.2.0.21 に関しては、先日 Emulatorで試し済みなのでここまで。

追記、2021-10-12 00:47
10/11付で正式版。